いざ、マキノ高原キャンプ場へ

あーチャン

2007年07月23日 10:48

キャンプに日刻々と近づいた7月4日、台風4号は南の海で発生した。
その時はキャンプまでの日にちもあり、余り気にはしていまなかった。

しかし7月9日になっても台風は南の海にいた。
もしかして週末あたりに台風は来るのか!

その日から毎日TVの天気予報と気象庁の台風情報ばかり見ていた。
もうすっかり全ての関心事は台風4号となってしまった。

12日の天気予報では、
7月14日に九州へ上陸し近畿にもっとも近づくのが15日昼ごろと放送するようになり、
ぎりぎりまで判断を延ばしていた私たちも14日の出発はやめ、
台風の進路次第では今回のキャンプは中止せざる終えないかという話にまでなってしまった。



台風4号、頼むから日本に上陸しないで!
そんな思いを込めて子供たちはてるてる坊主を吊るす。


しかし14日台風4号はとうとう鹿児島に上陸してしまった。
どうするキャンプ・・・(大汗

再び台風の進路予想図を見ていろいろ考えを巡らせる・・・
台風は四国の室戸岬から和歌山の潮岬を通るルート。
もしかしたらこのルートなら風は強いが雨はそれほどでもないかもしれない!

そんな考えが出た時うちらだけでもキャンプに行く決心をした。
そこで友人達にその旨を伝えると友人達もやはり同じ気持ちだった。

それから明日の天気を祈りながら就寝した。



そして15日の朝いつもより早く目覚めた私は、窓を開けた。
みんなの思いが通じたのか、そこには青い空が広がっていた。

やったー、晴れた!
いざ、マキノ高原へ!


意気揚々と買出しを済まし高速に乗る。
しかし次第に空は灰色の空に変わった。
「頼むから雨降るなよ!」そういう思いがみんなの心にはあった。

台風の影響か道は空いており順調に走った。

やがてマキノ高原の入口とも言うべきメタセコイア並木を過ぎ、マキノ高原キャンプ場に到着した。
(マキノ町観光協会のHPより)

キャンプの申し込みをするため車から降りると雨は降っていないが風が強い!

キャンプの申し込みをするとなんと1番だった。
みんな今日はキャンプに来ないのか!
そんな不安もあり、受付の方に
昨日からキャンプされている方がいたか聞いてみたが、さすがにいなかったそうだ。
ここに来てみんなに不安が広がった。

受付の方から
「今日は風が強いので、テントは林の奥のほうがいいですよ!」
とアドバイスをいただき林間サイトに入った。

車で林の中をあちらこちら移動してみたが、中に入ってもどこも風は強い!
特に川沿いや林間サイトの上の方が風は強かった。
となると一番下のトイレの横が環境は良くないが一番いいかもとそちらへ移動。

だがこちらは水の流れた跡が複数あり地面の状態が良くない。
ならば風はあきらめ地面が平らな場所を捜そうって事になった。

そうして結局林間サイトの真ん中あたりでテント設営用にブロックで四角く囲って地面を平らに整地された場所が4つ集まったところがあったのでそこに決めた。

(この写真は翌朝テント撤収後に撮ったものです。)

早速車を風上に並べて止め、テントとタープを立てた。
テントとタープを立てている間も風は強くやむ気配はなかったので、子供にもシートやテントの端を持ってもらいながらテントを立てた。

(この写真は翌朝テント撤収前に撮ったものです。)
よく見るとテントとタープしわだらけ・・・(汗

テントとタープの設営が終了し、昼食の用意に移った。
まず炭火を熾し飯ごうでご飯を炊き、
友人が持ってきていたツーバーナーでカレーを作って食べた。

カレーを作っている頃からぽつぽつと雨が降り出してきていたのだが、
やがてタープの中まで斜めに吹き込むほど強い雨となった。

そこでタープのキャノピーの前にレジャーシートで雨風よけの壁を付けた。
その頃には私の体はパンツまでびしょびしょとなっていた。

私は取合えずテントに入り着替えを、
友人のパパさんは冷えた体を温めるためさらさの湯に行った。

マキノ高原にはさらさの湯という温泉があり今回のキャンではこの温泉が非常にありがたかった。
(マキノ高原キャンプ場のホームページより)

次に夕食の準備をしようとなったのだが、
雨風が強くとてもだがバーベキューが出来る状態ではない。

友人がタープの中で炭を熾してやろうといったが、
「風で炭が舞い上がりタープに穴が開くから、それはやめよう!」と言った。

炊事場の屋根の下でやろうかという話にもなったが、
話し合いの結果さらさの湯に中にある食堂で食事を取る事になり、
お風呂の用意をしてさらさの湯に向かった。

行く途中気が付いたのだが、周り4サイトでタープやテントが風で崩壊していた。
私たちは手持ち全てのソリステ30でタープを固定し、
テントはネイルペグで固定していたお陰か崩壊は免れた。
ちなみにその日は遅くまでコンコンハンマーを叩く音がしていた。

食後が終わりお風呂に入るものはお風呂に、
テントに戻るものはテントに戻りランタンに火を入れた。

ランタンの明かりでタープの中が照らされると段々「キャンプに来たぞ」という気持ちが出てきた。
そこでビールとジュース、つまみ等を出して宴会の用意した。

しかしお風呂組が一向に帰ってこないので、待ちきれずビールを開け飲み始めた。
そうして何本目か飲んだ頃ようやくみんながそろい宴会となった。


今回の台風のこと、雨風のこと、明日のこと、次回のキャンプのことなどいろいろ話しているうちに、
酒もなくなりお開きとなった。
そしてみんな各人のテントに戻って寝た。
(この頃の記憶がないですが・・・(汗)



翌朝、目が覚めると相変わらず雨の音がする。
まだまだやむ気配はない。

朝食はみんなタープに集まり、ツーバーナーやカセットコンロ、シングルバーナーを使って、トーストを焼き、ウインナーをいため、スクランブルエッグを作って食べた。

食器等の片づけが終わっても、雨はやむ気配もないので、
雨がやむのを待っていても仕方がないということで、
テントとタープをたたむことにした。

テントとタープの撤収も終わり、全ての道具を車に積み込むと車でさらさの湯に向かった。

ここで新潟中越沖地震を知った。
(被災者の方、お見舞い申し上げます。そして早期復興できるようお祈りしております。)

その報道ニュースを見ているとみんながそろったので、
そろそろ帰ろうかと言うことになった。

帰りの道中を考えながらさらさの湯を出るとなんと雨がやんでいる!
そして雲がはれ始めて見せた山の景色にちょっと感動を!


あっ、あそこに吊橋がある!
誰ともなく足をつり橋に向け歩き出す。


そしてつり橋を渡りるとさっきまでキャンプをしていた林間サイトに戻った。
そういえばサイトの中をあまりよく見ていない・・・
それからぶらぶらとみんなでサイト内を散策した。



子供たちもひとしきり遊んでソフトクリームを食べ、
名残惜しいが次回のリベンジを誓いマキノ高原を後にしました。



途中精算を兼ねて昼食を取ろうと言うことになり道の駅「藤樹の里あどがわ」に寄った。

(道の駅 近畿ホームページより)



精算、昼食が終わり、お土産を買って再び出発!


一杯遊んでおなかも一杯になった子供たちは、ここから家の近くまで爆睡!(笑

湖西道路が途中から混んでいたので161号線に戻り、逢坂を通って1号線へ


京都東から名神にのり夜7時に無事家に到着!

テントとタープを干して、昨日食べる予定だった肉を焼き食べた。



1泊2日で雨の中でしたが、
なんだかんだ言いながら結構楽しいキャンプでした。
次回こそは晴れの日にキャンプをするぞ!

P.S. 洗濯物や後片付けが終わらず大変です・・・

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